難関大学における男女比率の改善

将来的な社会のリーダー層の男女比率の改善にも繋がるか
Atsushi Mandai 2024.05.07
誰でも
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GW中の日経新聞で「#YourChoiceProject」というNPOが紹介されていました。その取り組みが非常に興味深かったので、少額ですが月額寄付を始めました。

#YourChoiceProjectが解決しようとしている課題は、東大などの難関高において、女子学生、特に地方出身の女子学生の割合が著しく低いという問題です。

これは地方女子には学力がないということではなく、優秀であっても「女子は地元に残るべき」、「女子は浪人すべきではない」などのバイアスから、東大などの都内の大学を志望しなかったり、浪人のリスクを避けるために志望校のランクを落とす、推薦が出たところに決めてしまう、といったことに理由があることが調査から分かったとのこと。

そこで、東大などに在籍している先輩にあたる女子大生が、地方女子向けに進路やキャリア相談、学習サポートなどを提供するNPOを発足させたという成り行きのようです。昨年は東大総長賞を受賞しており、メルカリ創業者の山田さんの山田進太郎D&I財団などからも寄付を得ています。

日本では、企業の経営層を見ても、国会を見ても、どこを見ても高齢男性の割合が多く、多様性の確保が課題となっています。こうした問題を根本的に解決しようと思うと、そもそもそうしたリーダー層を輩出するような難関大学における男女比の割合の問題を解決せざるを得ないでしょう。ソウいった意味で、非常に興味深いプロジェクトだと感じました。

詳しくは、NPOのウェブサイトをご覧ください。

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※ 本ニュースレターの内容は個人的な見解であり、何らかの組織の意見を代表するものではありません。

万代 惇史 / Atsushi Mandai
普段はマネックスグループで新規事業などを担当しています。ブレスト、ディスカッション、壁打ち、雑談、事業提携、何でもお気軽にお声がけください。

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