ステーブルコイン決済は四半期で8兆ドル、VISAや東証を上回る

2026/1/6
Atsushi Mandai 2026.01.06
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2025年Q4(10月-12月)における、Ethereum(イーサリアム)上のステーブルコイン転送量が合計8兆ドルを超え、過去最高を更新したと、コインテレグラフが報じています。*

四半期で8兆ドルという数字は、例えば、Visaの約3兆ドル(年間決済取扱高14兆ドル程度)*PayPalの0.4兆ドル程度*と比較しても、ブロックチェーン上のステーブルコインによる決済金額が巨大な規模に成長していることが分かります。なお、2025年Q2(4月-6月)は約4兆ドルとされており、四半期ベースでほぼ倍増しています。

ステーブルコインは米ドルなどに価値を連動させた暗号資産で、いくつかの種類がありますが、最もメジャーなものはCircle社が発行しているUSDCなど、裏側に同量の米ドルを担保として保管するものです。価格変動が小さいため、決済用途(取引所間の資金移動、DeFi(分散型金融)の担保・決済、国際送金の代替など)に使われやすい特性があります。

ネットワーク利用指標も同時に伸びています。Ethereumの日次トランザクション数は12月下旬に約223万件と過去最高水準に達し、月間アクティブアドレス数も12月に約1,040万件となりました。

もっとも、イーサリアム上のステーブルコインの転送は、日常の決済(クレジットカード決済など)と全く同一ではなく、取引所間移動やDeFi内での資金移動といった金融用途に近い色合いの決済が含まれています。

それでも、四半期で8兆ドルという数字は、東証プライム市場(内国普通株)の約2兆ドル(年間売買代金1,419兆5,587億円 = 9兆ドル)*NASDAQの約10兆ドル(日次データより筆者推計)と比較しても、巨大なことに違いはありません。

ステーブルコインは、金融用途の決済から、グローバルな送金、新興国における価値の保存手段など、様々な課題に対するソリューションとして機能しており、その結果、このような規模に成長しています。

現実世界におけるブロックチェーンの活用がまだ始まったばかりであること、四半期で約8兆ドルという転送量はEthereumというメジャーとはいえ単一のブロックチェーン上のステーブルコインに限定された数字であることを考えると、今後ステーブルコインによる決済の規模が既存の決済手段を超えていくことは既定路線だといえるでしょう。

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万代 惇史(まんだい あつし)
マネックスグループ 執行役員(新規事業)/ マネックスベンチャーズ代表

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※ 本記事は筆者の個人的なメモであり、所属組織とは一切関係ありません。また、一部AIを用いて執筆しています。可能な限りファクトチェックをしていますが、気になる部分については、ぜひご自身でもご確認ください。

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