ブロックチェーンと直接金融の未来
以前も書いたかもしれませんが、ブロックチェーンとは基本的には「誰でもトークンが発行できる」というサプライサイドの革命です。
では、誰もがトークンを発行できるようになった未来はどうなるでしょう。近所のお店のトークンを買っておくと、ちょっとお得にご飯が食べられるといったように、投資機会が身近なところに現れるようになるでしょう。
極論、あらゆるお店が、ちょっと優待のついた回数券をトークン化して売っていたら、銀行にすべてのお金を預けておくのではなくて、自分の消費活動に合わせて、それらの回数券トークンを買って保有するようになるかもしれません。それは、消費者が銀行ではなく、各事業体に直接分散させてお金を預けている(先払いしている)ようなものです。
つまり、サプライサイドの革命によって、誰もがトークンを発行できるようになった未来では、金融機能はより身近に、そして直接金融的になっていく可能性があります。
しかし、その後はどうでしょう。近所のレストラン一社で発行しているトークンと、地元のいくつかのレストランで発行しているトークンであれば、後者のほうが利用機会も多いし、どこかのレストランが仮に潰れても他で使えるので安心です。そうすると、また緩やかに統合されていくでしょう。しかし、そのトークンはいくつかのレストランがDAO的に発行するようになるので、誰かが間に入って調達をするわけではなく、やはり直接金融的であるといえそうです。
※ 本ニュースレターの内容は個人的な見解であり、何らかの組織の意見を代表するものではありません。
万代 惇史 / Atsushi Mandai
普段はマネックスグループで新規事業などを担当しています。ブレスト、ディスカッション、壁打ち、雑談、事業提携、何でもお気軽にお声がけください。
X:@atsushi_mandai / E-mail atsushi.mandai.1991@gmail.com
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