トランプ氏、大学卒業者に永住権
とあるPodcastのインタビューで、トランプ氏が大学卒業者には永住権(グリーンカード)を与えるべきだし、当選したら1日目から制度を変更すると述べていました。
現在、主要なトップ大学を卒業した外国人の学生であっても、ビザ等が得られないのではないかという懸念からアメリカの企業が就職オファーを出せず、結局はアメリカで学んだ優秀な人材が祖国に帰ってしまうという課題があるようです。結果、その人たちが留学時代に学んだことを活かして、自国で企業して、大きなスタートアップを作り、雇用を生み出す事例もあるとのことで、これらは本来全てアメリカ国内で行われるべきだとの認識を示していました。
トランプ氏は、メキシコとの間に壁をつくるなど不法移民については厳しい対処をしていましたが、優秀な人材をアメリカにリクルートするという点については重視しているようで、そうした考え方に立てば、たしかにこのアイデアは合理的に思えます。
英語で授業が行われる大学を卒業するだけの英語力と学力があるのであれば、アメリカにとっては資産となる人材でしょう。こうした領域には詳しいわけではないですが、人口減少や少子高齢化が続く日本においても、検討の余地がある制度かもしれません。
※ 本ニュースレターの内容は個人的な見解であり、何らかの組織の意見を代表するものではありません。
万代 惇史 / Atsushi Mandai
普段はマネックスグループで新規事業などを担当しています。ブレスト、ディスカッション、壁打ち、雑談、事業提携、何でもお気軽にお声がけください。
X:@atsushi_mandai / E-mail atsushi.mandai.1991@gmail.com
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